今回の記事について
本記事では噂のノーコード"Glide"について、調査したことをまとめます。
Glideについてはhttps://www.glideapps.com/ 参照のこと。
Glideは簡単にいうと、Googleスプレッドシートからプログラミングなしで非常に簡単にPWA(Progressive Web Apps)を作成できるノーコード環境です。
今回は以下の視点で調査してみました。
Archtecture編 Glideのアーキテクチャ
Data Editor編 DB・BEの代わりになるか?
Layout Component編 思い通りのUIをレイアウトできそうか?
Action編 思い通りのイベントリスナーを設定できそうか?
Plugin編 過去資産を生かした開発ができるか?
Security編 安全なWebAppを開発できるのか?
本ページはその第一段となるArchtecture編です。
アーキテクチャ
Glideに入る前にまずは一般的なWebAppってこうだよね。の理解が以下の図です。
一般的なWebAppの構成
フロントエンドがユーザートリガを受け、バックエンド側に処理やデータの取得を依頼する。バックエンド側はデータ取得の依頼を受け、データベースサーバーにQueryを投げて必要な分だけのデータを取得する。
フロントエンドにはフロントエンドの言語やフレームワークがあり、バックエンドにはバックエンドの言語やフレームワークがあり、データベースにはこれまた色んなタイプがあるという中々ハードルが高い感じが。。
そんな中流行ってきたのがサーバーレス。
サーバー機能や管理、データベース制御などなどが、クラウド側で実行されるFaas(Function as a service)、Baas(Backend as a service)と呼ばれるサービスを利用したシステムのことです。
サーバーレスWebAppの構成
(フロントエンドの人にとって)
更にモバイルアプリに必要なマイクロサービスが詰まったAWS Amplfy, Goole Firebaseなども登場。
これらを用いることでWebapp開発のハードルはだいぶ低くなった!とは思います。
が、クラウドサービス側の勉強が必要。。(昔Azuru IoT で1か月で5万溶かした記憶が蘇る。。)
といったところに遂にノーコード(No Code as a service)が登場しました。
ノーコードにも色々サービスが展開されているようですが、その中でも有名なGlide の構成は恐らくこんな感じ。
Glideで作成するWebAppの構成
(想像を大いに含む)
上記は、実際にGlide アプリを作ってみて、Chrome上で実行し、デベロッパーツールで覗いたときに見えた、Reactの部品、firestoreコマンドなどから推察しました。
GCP(Google Cloud Platform)にも、firebaseにも登録してないし、お金も払ってないのに、クラウドサービスが使えちゃうんですね。
(Glide は基本フリーで、機能をフルで使いたい際のみProにアップグレードします)
さて、図を見てわかる通り、Glide ではフロントエンドまで全てカバーし、ユーザーが用意しなければならないのはGoogle Drive上に置くGoogleスプレッドシートだけ。ってことになっています。
本当でしょうか?
そこでGlide が持つ以下の一個一個の機能を説明しながら、従来Webapp環境との比較を行って行きたいと思います。
Data Editor
Condition
Layout
Component
Action
Plugin
Security
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